〈小説〉
『所得課税第三部門にて。』
【第3話】
「措置法26条と概算経費」
公認会計士・税理士 八ッ尾 順一
「統括官、ちょっと聞いていただきたいのですが・・・」
中尾統括官の後ろから浅田調査官が声をかける。
中尾統括官が振り返ると、浅田調査官はすかさず手に持っていた用紙を差し出す。
「これって、おかしくありませんか?」
平成28年分の確定申告書である。
「・・・」
中尾統括官は渡された確定申告書を見る。
「この申告書は・・・措置法26条(社会保険診療報酬の所得計算の特例)を適用しているみたいだけど・・・何か・・・計算間違いでもあるのかい?」
中尾統括官が尋ねる。
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