日本の企業税制
【第14回】
「平成27年度税制改正を展望する」
一般社団法人日本経済団体連合会
常務理事 阿部 泰久
1 はじめに
2 法人税制
3 個人所得課税
4 土地・住宅税制
5 その他
1 はじめに
総選挙で中断されていた平成27年度税制改正は、12月16日の自民党税調インナー開催により再開された。
12月25日からは連日、自民党税調正副顧問幹事会・小委員会が開催され、同時並行で公明党の税調、与党税制改正協議会も断続的に開催され、12月30日に与党税制改正大綱とりまとめが予定されている。
また、事務的な作業は、財務省・総務省で選挙中も継続されており、与党税調に上るのは、マル政(=政治的な決着)が必要とされる事項のみとなろう。
そこで、本稿では、既に結論が出ている事項の概要、ならびにマル政事項の予想を含め、平成27年度税制改正の全体を展望してみたい。
2 法人税制
既報の通り法人税の財源論(課税ベースの拡大等)は主要な租税特別措置を含め、以下のような内容で、既に財務省・総務省と経団連の間でほぼ決着している。
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