フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 【第57回】「株主優待引当金」
筆者: 西田 友洋
フロー・チャートを使って学ぶ会計実務
【第57回】
「株主優待引当金」
RSM清和監査法人
公認会計士 西田 友洋
【はじめに】
日本では、基準日に株式を保有している株主に対して株主優待券等を付与する株主優待制度を採用している企業が多い。
そして、株主優待について、引当金の要件を満たす場合、引当金を計上する事例がある。具体的には、2021年3月31日から6月30日決算で有価証券報告書に「引当金の計上基準」として株主優待引当金を記載している会社は、143社ある。
今回は、この株主優待引当金を解説する。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。
プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。
連載目次
フロー・チャートを使って学ぶ会計実務
第1回~第30回
- 【第1回】 資産除去債務~計上から履行まで~
- 【第2回】 固定資産の減損
- 【第3回】 貸倒引当金
- 【第4回】 個別財務諸表における税効果会計
- 【第5回】 連結財務諸表における税効果会計
- 【第6回】 連結納税における税効果会計
- 【第7回】 連結会計
- 【第8回】 持分法会計
- 【第9回】 連結キャッシュ・フロー
- 【第10回】 賃貸等不動産の注記
- 【第11回】 リース取引(借手)
- 【第12回】 工事完成基準と工事進行基準
- 【第13回】 有価証券の評価
- 【第14回】 退職給付引当金(原則法)
- 【第15回】 関連当事者との取引の注記
- 【第16回】 セグメント情報等の開示
- 【第17回】 棚卸資産の評価基準~通常の販売目的で販売する棚卸資産の評価基準~
- 【第18回】 親会社による子会社の吸収合併~個別財務諸表のみ作成している会社の場合~
- 【第19回】 親会社による子会社の吸収合併~連結財務諸表作成会社の場合~
- 【第20回】 無対価での100%子会社同士の合併~個別財務諸表のみ作成会社の場合~
- 【第21回】 無対価での100%子会社同士の合併~連結財務諸表作成会社の場合~
- 【第22回】 単独の新設分割による子会社設立~連結財務諸表作成会社の場合~
- 【第23回】 外貨建有価証券の評価
- 【第24回】 種類株式の評価
- 【第25回】 退職給付引当金(簡便法)
- 【第26回】 ゴルフ会員権の評価
- 【第27回】 デリバティブ
- 【第28回】 IFRS15(収益認識の基本)
- 【第29回】 金利スワップの特例処理
- 【第30回】 IFRS16 リース(借手の会計処理の基本)
- 【第31回】 圧縮記帳
- 【第32回】 ストック・オプションの基本
- 【第33回】 退職給付引当金(複数事業主制度)
- 【第34回】 ソフトウェア
- 【第35回】 個別財務諸表における税効果会計(回収指針対応版)
- 【第36回】 連結財務諸表における税効果会計(回収指針対応版)
- 【第37回】 連結納税における税効果会計(回収指針対応版)
- 【第38回】 100%子会社間の無対価会社分割
- 【第39回】 親会社が存在しない会社間における株式交換(対価が自己株式の場合)
- 【第40回】 親会社が存在しない会社間における株式交換(対価が新株発行の場合)
- 【第41回】 100%子会社間の対価ありの会社分割
- 【第42回】 資本関係のない会社間での事業譲渡
- 【第43回】 単独株式移転
- 【第44回】 親会社等がいない会社間の株式交換
- 【第45回】 賞与引当金
- 【第46回】 ポイント引当金
- 【第47回】 債務保証
- 【第48回】 仮想通貨の会計処理
- 【第49回】 特定譲渡制限付株式の会計処理
- 【第50回】 建設協力金の会計処理
- 【第51回】 組合等への出資の会計処理
- 【第52回】 パフォーマンス・シェア・ユニットの会計処理
- 【第53回】 製品保証引当金
- 【第54回】 繰延資産
- 【第55回】 会計上の見積り開示
- 【第56回】 共通支配下取引の事業譲渡
- 【第57回】 株主優待引当金
- 【第58回】 金融商品のレベル別の時価開示
- 【第59回】 自社利用のソフトウェア
- 【第60回】 オペレーティング・リース取引の注記
- 【第61回】 賃貸等不動産関係注記
- 【第62回】 減損損失注記
- 【第63回】 追加情報の注記
筆者紹介
西田 友洋
(にしだ・ともひろ)
史彩監査法人 パートナー
公認会計士
2007年10月に準大手監査法人に入所。2019年8月にRSM清和監査法人に入所。2022年2月に史彩監査法人に入所。
主に法定監査、上場準備会社向けの監査を中心に様々な業種の会計監査業務に従事する。また、会社買収に当たっての財務デューデリジェンス、IPOを目指す会社への内部統制コンサル及び短期調査、収益認識コンサル実績もある。
他に、決算留意事項セミナーや収益認識セミナー等の講師実績もある。
【日本公認会計士協会委員】
監査・保証基準委員会 委員(現任)
監査・保証基準委員会 起草委員会 起草委員(現任)
中小事務所等施策調査会 「監査専門委員会」専門委員(現任)
品質管理基準委員会 起草委員会 起草委員
中小事務所等施策調査会 「SME・SMP対応専門委員会」専門委員
監査基準委員会「監査基準委員会作業部会」部会員
【書籍】
「図解と設例で学ぶ これならわかる連結会計」(共著/日本実業出版社)等
Profession Journal関連記事
関連セミナー/研修
関連書籍
新着情報
-
2024年04月24日
- 2024年04月23日
-
【ASBJ/FASF】第524回企業会計基準委員会 Youtube
※審議資料はこちら。
[審議事項]
1.IASB公開草案「企業結合—開示、のれん及び減損(IFRS第3号及びIAS第36号の修正案)」への対応
2.金融資産の減損に関する会計基準の開発
3.ユーロ円TIBORの恒久的な公表停止に関する対応
4.継続企業及び後発事象に関する実務指針等の移管に係る調査研究
5.公開草案「リースに関する会計基準(案)」等に寄せられたコメントへの対応
6.専門委員の選退任
7.2024年3月開催会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)の報告