日本の企業税制
【第76回】
「BEPS包摂的枠組みに関する声明(2020.1.31)から見た
本年のデジタル課題の動向」
一般社団法人日本経済団体連合会
経済基盤本部長 小畑 良晴
〇OECD事務局案に基づいた「2つの柱」に関する声明
1月31日、OECDのインクルーシブ・フレームワーク(包摂的枠組み(137の国と地域が参加)、以下IFという)は、経済の電子化に伴う課税上の課題に対する2ピラー・アプローチに関するステートメントを発表した。
“2ピラー・アプローチ”とは、①ピラー1に関して昨年10月に公表された「統合的アプローチ(a possible unified approach)」に関する事務局案(public consultation document)及び、②ピラー2に関して11月に公表された「グローバル税源浸食対抗(global anti-base erosion(GloBE)」に関する事務局案(public consultation document)を指している。
なお、ピラー1に関する事務局案については本連載【第72回】、ピラー2に関する事務局案については本連載【第73回】をそれぞれ参照されたい。
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