減損会計を学ぶ
【第4回】
「減損会計の特徴②」
公認会計士 阿部 光成
減損会計は、固定資産を対象にした会計処理方法であり、減損の兆候、減損損失の認識の判定、回収可能価額に基づく減損損失の測定のプロセスである。
本連載の第2回では減価償却との関係を解説しているが、今回はさらに減損会計の特徴を述べ、今後、減損会計基準を読む際のポイントを解説する。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅰ 減損会計のプロセス
あらためて減損会計を述べると、それは資産又は資産グループについて、まず減損の兆候の識別を行い(減損の兆候)、兆候があると判断された場合に割引前の将来キャッシュ・フローに基づいて減損損失を認識するかどうかの判定を行い(減損損失の認識の判定)、認識すべきと判定された資産又は資産グループについて、回収可能価額に基づいて減損損失を測定する一連のプロセスである(減損損失の測定)。
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