公開日: 2016/05/12 (掲載号:No.168)
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金融商品会計を学ぶ 【第20回】「ヘッジ会計①」

筆者: 阿部 光成

金融商品会計学ぶ

【第20回】

「ヘッジ会計①」

 

公認会計士 阿部 光成

 

金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号。以下「金融商品会計基準」という)及び「金融商品会計に関する実務指針」(会計制度委員会報告第14号。以下「金融商品実務指針」という)におけるヘッジ会計について述べる。

なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅰ ヘッジ会計とは

ヘッジ会計を理解するには、①ヘッジ会計、②ヘッジ取引、③ヘッジ会計の方法について整理する必要である。
また、ヘッジ対象とヘッジ手段の関係について理解することも重要である。

1 ヘッジ会計の意義

金融商品会計基準は、ヘッジ会計とヘッジ取引を次のように定義している(金融商品会計基準29項、96項)。

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金融商品会計学ぶ

【第20回】

「ヘッジ会計①」

 

公認会計士 阿部 光成

 

金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号。以下「金融商品会計基準」という)及び「金融商品会計に関する実務指針」(会計制度委員会報告第14号。以下「金融商品実務指針」という)におけるヘッジ会計について述べる。

なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅰ ヘッジ会計とは

ヘッジ会計を理解するには、①ヘッジ会計、②ヘッジ取引、③ヘッジ会計の方法について整理する必要である。
また、ヘッジ対象とヘッジ手段の関係について理解することも重要である。

1 ヘッジ会計の意義

金融商品会計基準は、ヘッジ会計とヘッジ取引を次のように定義している(金融商品会計基準29項、96項)。

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連載目次

「金融商品会計を学ぶ」(全29回)

【参考記事】
「減損会計を学ぶ」(全24回)

【参考記事】
「税効果会計を学ぶ」(全24回)

筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

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