減損会計を学ぶ
【第5回】
「減損の兆候」
公認会計士 阿部 光成
本連載の第1回「減損会計の全体像」で述べたように、減損会計の一連のプロセスには「減損の兆候」がある。
減損会計が理解されにくかった要因の一つとして、当時の固定資産会計には馴染みのない「減損の兆候」というステップが規定されたことにあると思われる。
以下では減損の兆候に関して解説を行う。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅰ 減損の兆候
1 定義
減損の兆候の定義を確認すると、「固定資産の減損に係る会計基準」(以下「減損会計基準」という)では、次のように定義している(減損会計基準二、1)。
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