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適用指針等を織り込んだ最新版の『税効果会計を学ぶ』が好評連載中です。
税効果会計を学ぶ
【第16回】
「連結財務諸表における
税効果会計の取扱い①」
公認会計士 阿部 光成
今回から、連結財務諸表における税効果会計の取扱いについて解説する。
連結財務諸表における税効果会計については、基本的に、「連結財務諸表における税効果会計に関する実務指針」(会計制度委員会報告第6号。以下「連結税効果会計実務指針」という)に規定されている。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅰ 連結財務諸表における税効果会計の基本的な考え方
連結財務諸表における税効果会計とは、個別財務諸表において財務諸表上の一時差異等に係る税効果会計を適用した後、連結財務諸表作成手続において連結財務諸表固有の一時差異に係る税金の額を期間配分する手続である(連結税効果会計実務指針2項)。
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