減損会計を学ぶ
【第6回】
「減損の兆候の例示①」
~営業活動から生ずる損益等が継続的なマイナス~
公認会計士 阿部 光成
「固定資産の減損に係る会計基準」(以下「減損会計基準」という)及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(以下「減損適用指針」という)では、減損の兆候を例示している。
今回は、例示されている減損の兆候のうち、資産又は資産グループが使用されている営業活動から生ずる損益等が継続的なマイナスのケースについて解説する。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅰ 減損の兆候の例示
減損会計基準及び減損適用指針では、減損の兆候として、資産又は資産グループが使用されている営業活動から生ずる損益等が継続的なマイナスのケースを例示している。
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