収益認識会計基準(案)を学ぶ
【第3回】
「収益の認識基準①」
-契約の識別-
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
前回、「収益認識に関する会計基準(案)」(以下「収益認識会計基準(案)」という)における収益認識のためのステップとして、次の5つがあることを解説した。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
今回は、ステップ1の「顧客との契約を識別する」のうち「契約の識別」を解説する。
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