酒井克彦の
〈深読み◆租税法〉
【第29回】
「「海洋掘削装置」は所得税法上の「船舶」に当たるか?(その2)」
~同一税法内部における同一用語の解釈~
中央大学商学部教授・法学博士
酒井 克彦
《(その1)はこちら》
1 事案の概要
2 争点
3 判決の概要
4 解説
(1) 概念解釈の道筋
まずは下図をご覧いただきたい。
《判定図》

概念の解釈の通例に従えば、まず、対象となっている概念の定義があるか(図中①)、定義はなくとも文脈等から意味を把握することができるか(図中②)。それが可能であれば、それによることになるのは当然であるが、そうでない場合には、まず、固有概念であるか(図中③)、次に固有概念ではないとした場合に、借用概念であるか否か(図中④)を検討することとなる。
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2 争点
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(1) 概念解釈の道筋
まずは下図をご覧いただきたい。
《判定図》

概念の解釈の通例に従えば、まず、対象となっている概念の定義があるか(図中①)、定義はなくとも文脈等から意味を把握することができるか(図中②)。それが可能であれば、それによることになるのは当然であるが、そうでない場合には、まず、固有概念であるか(図中③)、次に固有概念ではないとした場合に、借用概念であるか否か(図中④)を検討することとなる。
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