酒井克彦の
〈深読み◆租税法〉
【第90回】
「附帯決議から読み解く租税法(その3)」
中央大学法科大学院教授・法学博士
酒井 克彦
《(その1)はこちら》
はじめに
Ⅰ 租税法における附帯決議の例-総額主義か争点主義か-
《(その2)はこちら》
Ⅱ 附帯決議が論点となった訴訟
1 国税通則法70条4項
2 政府の注意の喚起にすぎない附帯決議
Ⅲ 附帯決議とは
1 附帯決議の意義
そもそも「附帯決議」とは何か。
「附帯決議」とは、はじめにも述べたとおり、国会の委員会が法案や予算案の採決に当たり、所管する省庁に対する運用上の努力目標や注意事項などを盛り込む決議をいう。附帯決議は政治的あるいは道義的なものと位置付けられることから、特段の法的な拘束力はないと言われている。
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