公開日: 2024/04/11 (掲載号:No.564)
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酒井克彦の〈深読み◆租税法〉 【第130回】「消費税法上の実質行為者課税の原則(その3)」

筆者: 酒井 克彦

酒井克彦の

〈深読み◆租税法〉

【第130回】

「消費税法上の実質行為者課税の原則(その3)」

 

中央大学法科大学院教授・法学博士
酒井 克彦

 

《(その1)はこちら

はじめに

Ⅰ 素材とする事案

1 概観

2 前提事実

(1) 当事者

(2) 受託契約約款の定め

(3) A場における牛枝肉取引の流れ

(4) 買受人との間の約定の締結

(5) 債権の貸倒れに至る経緯

3 争点

4 判決の要旨

《(その2)はこちら

Ⅱ 実質所得者課税の原則

1 形式と実質

2 原因・結果アプローチ

 

Ⅲ 消費税法の本質と実質性の追求

1 「享受」という概念

消費税法上の実質行為者課税の原則が所得課税法における実質所得者課税の原則における法律的帰属説と親和的であり、原因(行為)に着目をした構造になっているという点を論じたが、この点は、消費税法13条の文理解釈から導き出すことができるかもしれない。

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【第130回】

「消費税法上の実質行為者課税の原則(その3)」

 

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酒井 克彦

 

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はじめに

Ⅰ 素材とする事案

1 概観

2 前提事実

(1) 当事者

(2) 受託契約約款の定め

(3) A場における牛枝肉取引の流れ

(4) 買受人との間の約定の締結

(5) 債権の貸倒れに至る経緯

3 争点

4 判決の要旨

《(その2)はこちら

Ⅱ 実質所得者課税の原則

1 形式と実質

2 原因・結果アプローチ

 

Ⅲ 消費税法の本質と実質性の追求

1 「享受」という概念

消費税法上の実質行為者課税の原則が所得課税法における実質所得者課税の原則における法律的帰属説と親和的であり、原因(行為)に着目をした構造になっているという点を論じたが、この点は、消費税法13条の文理解釈から導き出すことができるかもしれない。

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連載目次

酒井克彦の〈深読み◆租税法〉

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筆者紹介

酒井 克彦

(さかい・かつひこ)

法学博士(中央大学)。
国税庁等での勤務を経て、現在、中央大学法科大学院教授として、法科大学院のほか税務大学校等でも教鞭をとる。
一般社団法人アコード租税総合研究所 所長、一般社団法人ファルクラム 代表理事。

一般社団法人ファルクラム https://fulcrumtax.net/
一般社団法人アコード租税総合研究所 http://accordtax.net/

【著書】
「正当な理由」をめぐる認定判断と税務解釈―判断に迷う《加算税免除規定》の解釈』(2015年、清文社)
「相当性」をめぐる認定判断と税務解釈―借地権課税における「相当の地代」を主たる論点として』(2013年、清文社)
『スタートアップ租税法〔第4版〕』(2021年)、『クローズアップ保険税務』(2016年)その他5冊のアップシリーズ(財経詳報社)
『裁判例からみる所得税法〔二訂版〕』(2021年)、『裁判例からみる法人税法〔三訂版〕』(2019年)、『裁判例からみる税務調査』(2020年)、『裁判例からみる保険税務』(2021年、大蔵財務協会)
『レクチャー租税法解釈入門』(2015年、弘文堂)
『プログレッシブ税務会計論Ⅰ〔第2版〕、Ⅱ〔第2版〕、Ⅲ、Ⅳ』(Ⅰ、Ⅱ 2018年、Ⅲ 2019年、Ⅳ 2020年、中央経済社)
『アクセス税務通達の読み方』(2016年)、『税理士業務に活かす!通達のチェックポイント -法人税裁判事例精選20』(2017年)、『同 -所得税裁判事例精選20』(2018年)、『同-相続税裁判事例精選20』(2019年、第一法規)
『30年分申告・31年度改正対応 キャッチアップ仮想通貨の最新税務』(2019年)、その他5冊のキャッチアップシリーズ(ぎょうせい)
その他書籍・論文多数

 

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