酒井克彦の
〈深読み◆租税法〉
【第63回】
「条文の『見出し』から租税法条文を読み解く(その3)」
中央大学商学部教授・法学博士
酒井 克彦
《(その1)はこちら》
はじめに
Ⅰ 条文見出しの意義
1 条文見出しの意義・役割
2 条文見出しの沿革
3 条文見出しの改正
(1) 見出し改正の意義
《(その2)はこちら》
(2) 「実質所得者課税の原則」と「実質課税の原則」
(3) 実質課税の原則の2つの解釈
Ⅱ 条文見出しは条文解釈に影響を及ぼすか
1 法人税法34条の法的性質
2 法人税法65条
3 所得税法56条
4 地方税法72条の19
5 消費税法4条
Ⅲ 租税条約の解釈と見出し
法律の解釈に当たって、見出しが1つの参考情報になり得ることは上記のとおりである。
裁判所の判断や、訴訟における当事者の主張の中でもそうした点が散見される。
次に、租税条約の解釈に見出しが与える影響について、東京地裁平成22年12月3日判決(訟月57巻6号1972頁)を基に確認しておこう。
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