企業結合会計を学ぶ
【第12回】
「取得企業の増加資本の会計処理」
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
今回は、取得企業の増加資本の会計処理について解説する。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅱ 新株を発行した場合の会計処理
1 基本的な会計処理
企業結合の対価として、取得企業が新株を発行した場合には、払込資本(資本金又は資本剰余金)の増加として会計処理することになる(結合分離適用指針79項)。
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