酒井克彦の
〈深読み◆租税法〉
【第58回】
「日本税理士会連合会の建議から租税法条文を読み解く(その1)」
中央大学商学部教授・法学博士
酒井 克彦
はじめに
日本税理士会連合会等は、毎年、税制改正に関する建議書を関係官庁へ提出している。
この建議書を契機として税制改正がなされることもあり得ると思われるところ、そうであるとすれば、租税法の条文解釈に当たって、かかる条文の制定や改正の経緯を知り得る有力な情報がそこに隠されているのかもしれない。
今回は、日本税理士会連合会等の行う「建議書」なるものの法的性質を明らかにした上で、かかる建議が税制改正に及ぼす影響について概観したい。
そして、その先にある租税法の解釈にいかなる示唆を得ることができるのかについて考えることとしよう。
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