企業結合会計を学ぶ
【第2回】
「取得の会計処理の概要」
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
【第1回】では、企業結合の分類として、取得、共同支配企業の形成、共通支配下の取引があることを解説した。
今回は、吸収合併の例を用いて、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号。以下「企業結合会計基準」という)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号。以下「結合分離適用指針」という)に規定する「取得」の会計処理の概要について解説する。
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