企業結合会計を学ぶ
【第10回】
「取得原価の配分方法⑤」
-取得企業の税効果会計-
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
前回に引き続き、取得原価の配分方法に関して解説する。
今回は、取得企業の税効果会計について解説する。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅱ 取得企業の税効果会計
1 基本的な会計処理
組織再編の形式が、事業を直接取得することとなる合併、会社分割等の場合には、取得企業は、企業結合日において、被取得企業又は取得した事業から生じる一時差異等に係る税金の額を、将来の事業年度において回収又は支払が見込まれない額を除いて、繰延税金資産又は繰延税金負債として計上する(結合分離適用指針71項)。
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