公開日: 2016/09/08 (掲載号:No.184)
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〔会計不正調査報告書を読む〕 【第49回】サイオステクノロジー株式会社「社内調査委員会調査報告書(平成28年6月9日付)」

筆者: 米澤 勝

〔会計不正調査報告書を読む〕

【第49回】

サイオステクノロジー株式会社

「社内調査委員会調査報告書(平成28年6月9日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【社内調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔社内調査委員会〕

【委員長】

常勤監査役 平松 祐樹

【委 員】

社外取締役 福田 敬

社外監査役 古畑 克巳(公認会計士)

社外監査役 長谷川 紘之(弁護士)

他に調査補助者として、西村あさひ法律事務所所属の弁護士8名、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社所属の公認会計士・公認不正検査士ら9名が、調査委員会を構成している。

〔調査期間〕

2016(平成28)年4月26日から6月8日まで

〔調査の目的〕

① 不適切な取引の事実関係の調査及びその影響額の算出

② 当社及び子会社の全取引について本件事象と類似の事象が存在しないかの調査、並びに不適切な取引が発見された場合には当該取引の事実関係の調査及びその影響額の算出

③ 上記①及び②において判明した不適切な取引等の原因分析及び関係者の責任の検討

④ 再発防止策の提言

〔適時開示(調査結果)〕

 

【サイオステクノロジー株式会社の概要】

サイオステクノロジー株式会社(旧社名は株式会社テンアートニ。以下「サイオス」と略称する)は、1997(平成9)年設立。ITシステムの開発/基盤構築/運用サポート事業を展開。連結子会社9社。筆頭株主は株式会社大塚商会(17.95%を所有)。売上高9,362千円、経常損失△127千円。従業員数414名(数字はいずれも訂正前の平成27年12月期)。本店所在地は東京都港区。東京証券取引所二部上場。

不適切な取引が発覚したのは、サイオスの100%出資子会社である株式会社関心空間(旧社名は株式会社SIIIS、以下「SIIIS」と略称する)。同社は、資本金65百万円で、ソーシャルメディアの企画等のWebアプリケーション事業を行っている。

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【第49回】

サイオステクノロジー株式会社

「社内調査委員会調査報告書(平成28年6月9日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【社内調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔社内調査委員会〕

【委員長】

常勤監査役 平松 祐樹

【委 員】

社外取締役 福田 敬

社外監査役 古畑 克巳(公認会計士)

社外監査役 長谷川 紘之(弁護士)

他に調査補助者として、西村あさひ法律事務所所属の弁護士8名、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社所属の公認会計士・公認不正検査士ら9名が、調査委員会を構成している。

〔調査期間〕

2016(平成28)年4月26日から6月8日まで

〔調査の目的〕

① 不適切な取引の事実関係の調査及びその影響額の算出

② 当社及び子会社の全取引について本件事象と類似の事象が存在しないかの調査、並びに不適切な取引が発見された場合には当該取引の事実関係の調査及びその影響額の算出

③ 上記①及び②において判明した不適切な取引等の原因分析及び関係者の責任の検討

④ 再発防止策の提言

〔適時開示(調査結果)〕

 

【サイオステクノロジー株式会社の概要】

サイオステクノロジー株式会社(旧社名は株式会社テンアートニ。以下「サイオス」と略称する)は、1997(平成9)年設立。ITシステムの開発/基盤構築/運用サポート事業を展開。連結子会社9社。筆頭株主は株式会社大塚商会(17.95%を所有)。売上高9,362千円、経常損失△127千円。従業員数414名(数字はいずれも訂正前の平成27年12月期)。本店所在地は東京都港区。東京証券取引所二部上場。

不適切な取引が発覚したのは、サイオスの100%出資子会社である株式会社関心空間(旧社名は株式会社SIIIS、以下「SIIIS」と略称する)。同社は、資本金65百万円で、ソーシャルメディアの企画等のWebアプリケーション事業を行っている。

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連載目次

会計不正調査報告書を読む

第1回~第150回 ※クリックするとご覧いただけます。

第151回~

筆者紹介

米澤 勝

(よねざわ・まさる)

税理士・公認不正検査士(CFE)

1997年12月 税理士試験合格
1998年2月 富士通サポートアンドサービス株式会社(現社名:株式会社富士通エフサス)入社。経理部配属(税務、債権管理担当)
1998年6月 税理士登録(東京税理士会)
2007年4月 経理部からビジネスマネジメント本部へ異動。内部統制担当
2010年1月 株式会社富士通エフサス退職。税理士として開業(現在に至る)

【著書】

・『新版 架空循環取引─法務・会計・税務の実務対応』共著(清文社・2019)

・『企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか-「会計不正調査報告書」を読む-』(清文社・2014)

・「企業内不正発覚後の税務」『税務弘報』(中央経済社)2011年9月号から2012年4月号まで連載(全6回)

【寄稿】

・(インタビュー)「会計監査クライシスfile.4 不正は指摘できない」『企業会計』(2016年4月号、中央経済社)

・「不正をめぐる会計処理の考え方と実務ポイント」『旬刊経理情報』(2015年4月10日号、中央経済社)

【セミナー・講演等】

一般社団法人日本公認不正検査士協会主催
「会計不正の早期発見
――不正事例における発覚の経緯から考察する効果的な対策」2016年10月

公益財団法人日本監査役協会主催
情報連絡会「不正会計の早期発見手法――監査役の視点から」2016年6月

株式会社プロフェッションネットワーク主催
「企業の会計不正を斬る!――最新事例から学ぶ,その手口と防止策」2015年11月

 

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