公開日: 2024/05/30 (掲載号:No.571)
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〔会計不正調査報告書を読む〕 【第155回】中部水産株式会社「特別調査委員会調査報告書(2024年4月8日付)」

筆者: 米澤 勝

〔会計不正調査報告書を読む〕

【第155回】

中部水産株式会社

「特別調査委員会調査報告書(2024年4月8日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【中部水産株式会社特別調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔特別調査委員会の構成〕

【委員長】

小川 薫(公認会計士、小川薫公認会計士事務所)

【委 員】

向井 小百合(弁護士、谷口法律事務所)

成瀬 玲(社外監査役、弁護士、弁護士法人しるべ総合法律事務所)

【調査補助者】

公認会計士:別所泰幸、鈴木恵、西原浩文、筒井敬士

弁護士:間瀬大輝

〔調査期間〕

2024年2月9日から4月7日まで

〔調査の目的・範囲〕

 A社及びB社と中部水産との間で発生した不適切取引の事実確認

② ①の不適切取引の財務上の影響評価と取るべき会計上の対応

③ ①の不適切取引と類似する事象の有無

④ ①及びにおいて検出された不適切事象の原因調査

 再発防止策

 その他特別調査委員会が必要と認めた事項

〔調査結果〕

 

【中部水産株式会社の概要】

中部水産株式会社(以下、「中部水産」と略称する)は、1946年2月設立。主要事業は、卸売市場法に基づく農林水産大臣許可の水産卸売業であり、ほかに冷蔵倉庫業及び不動産賃貸業を営んでいる。売上高35,930百万円、経常利益231百万円、資本金1,450百万円。従業員数87名(訂正前の2023年3月期実績)。本店所在地は愛知県名古屋市。名古屋証券取引所メイン市場上場。会計監査人は、太陽有限責任監査法人名古屋事務所(以下、「太陽監査法人」と略称する)。

 

【特別調査委員会による調査報告書の概要】

1 特別調査委員会設置の経緯

中部水産は、A社から仕入れた商品(水産物A)を継続的にB社に販売する取引を行っていたところ、2023年11月30日、B社に対する売掛金債権について約定弁済がなされなかったことをきっかけとして、A社が、中部水産に対して、一部取引について実在しない商品を販売するという架空取引を行っていたことが判明した。その後、水産物Aに関する一連の取引が、A社から中部水産、中部水産からB社、B社からA社へと販売される循環取引であったことも判明した。

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【第155回】

中部水産株式会社

「特別調査委員会調査報告書(2024年4月8日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【中部水産株式会社特別調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔特別調査委員会の構成〕

【委員長】

小川 薫(公認会計士、小川薫公認会計士事務所)

【委 員】

向井 小百合(弁護士、谷口法律事務所)

成瀬 玲(社外監査役、弁護士、弁護士法人しるべ総合法律事務所)

【調査補助者】

公認会計士:別所泰幸、鈴木恵、西原浩文、筒井敬士

弁護士:間瀬大輝

〔調査期間〕

2024年2月9日から4月7日まで

〔調査の目的・範囲〕

 A社及びB社と中部水産との間で発生した不適切取引の事実確認

② ①の不適切取引の財務上の影響評価と取るべき会計上の対応

③ ①の不適切取引と類似する事象の有無

④ ①及びにおいて検出された不適切事象の原因調査

 再発防止策

 その他特別調査委員会が必要と認めた事項

〔調査結果〕

 

【中部水産株式会社の概要】

中部水産株式会社(以下、「中部水産」と略称する)は、1946年2月設立。主要事業は、卸売市場法に基づく農林水産大臣許可の水産卸売業であり、ほかに冷蔵倉庫業及び不動産賃貸業を営んでいる。売上高35,930百万円、経常利益231百万円、資本金1,450百万円。従業員数87名(訂正前の2023年3月期実績)。本店所在地は愛知県名古屋市。名古屋証券取引所メイン市場上場。会計監査人は、太陽有限責任監査法人名古屋事務所(以下、「太陽監査法人」と略称する)。

 

【特別調査委員会による調査報告書の概要】

1 特別調査委員会設置の経緯

中部水産は、A社から仕入れた商品(水産物A)を継続的にB社に販売する取引を行っていたところ、2023年11月30日、B社に対する売掛金債権について約定弁済がなされなかったことをきっかけとして、A社が、中部水産に対して、一部取引について実在しない商品を販売するという架空取引を行っていたことが判明した。その後、水産物Aに関する一連の取引が、A社から中部水産、中部水産からB社、B社からA社へと販売される循環取引であったことも判明した。

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連載目次

会計不正調査報告書を読む

第1回~第140回 ※クリックするとご覧いただけます。

第141回~

筆者紹介

米澤 勝

(よねざわ・まさる)

税理士・公認不正検査士(CFE)

1997年12月 税理士試験合格
1998年2月 富士通サポートアンドサービス株式会社(現社名:株式会社富士通エフサス)入社。経理部配属(税務、債権管理担当)
1998年6月 税理士登録(東京税理士会)
2007年4月 経理部からビジネスマネジメント本部へ異動。内部統制担当
2010年1月 株式会社富士通エフサス退職。税理士として開業(現在に至る)

【著書】

・『新版 架空循環取引─法務・会計・税務の実務対応』共著(清文社・2019)

・『企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか-「会計不正調査報告書」を読む-』(清文社・2014)

・「企業内不正発覚後の税務」『税務弘報』(中央経済社)2011年9月号から2012年4月号まで連載(全6回)

【寄稿】

・(インタビュー)「会計監査クライシスfile.4 不正は指摘できない」『企業会計』(2016年4月号、中央経済社)

・「不正をめぐる会計処理の考え方と実務ポイント」『旬刊経理情報』(2015年4月10日号、中央経済社)

【セミナー・講演等】

一般社団法人日本公認不正検査士協会主催
「会計不正の早期発見
――不正事例における発覚の経緯から考察する効果的な対策」2016年10月

公益財団法人日本監査役協会主催
情報連絡会「不正会計の早期発見手法――監査役の視点から」2016年6月

株式会社プロフェッションネットワーク主催
「企業の会計不正を斬る!――最新事例から学ぶ,その手口と防止策」2015年11月

 

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