〔会計不正調査報告書を読む〕
【第160回】
学校法人東京女子医科大学
「第三者委員会調査報告書(公表版)(2024年8月2日付)」
(後編)
税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝
【学校法人東京女子医科大学第三者委員会の概要(再掲)】
〔お知らせ〕
- 2024年4月19日
「第三者委員会の設置について」
〔第三者委員会の構成〕
【委員長】
山上 秀明(弁護士・元最高検察庁次長検事)
【副委員長】
竹内 朗(弁護士・公認不正検査土、プロアクト法律事務所)
【委 員】
三木 義一(弁護士・元青山学院大学学長)
清水 真一郎(弁護士・公認不正検査士、渥美坂井法律事務所)
【調査補助者】
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
土居文代、宮西啓介、船橋桃子、粟野記代、瀬川慶、西尾順一、及川泰輔、幕田怜輔、安中允彦、金田耕一の合計10名の弁護土ほかパラリーガル
A&S福岡法律事務所弁護士法人
磯部慎吾、柴田啓介、杉本賢太、光山夏貴の合計4名の弁護士
プロアクト法律事務所
池永朝昭、徳山佳祐、田中伸英、岩渕恵理、神田詠守、中島永祥の合計6名の弁護士
太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社
垂水敬、前村浩介、今枝侑子、芝啓真、大園和登、その他の合計58名の公認会計士、公認不正検査士等
〔調査期間〕
2024年4月10日から7月31日まで
〔第三者委員会への委嘱事項〕
(1) 出向者に対する二重給与その他不正支出の有無及びその状況の調査
(2) 上記(1)に関する内部統制ないしガバナンス上の問題の有無及びその状況の調査
(3) 上記(1)及び(2)に問題が認められた場合、その原因分析及び再発防止策の提言等
〔調査結果〕
- 2024年7月31日
「第三者委員会による調査報告書の受領について」 - 同年8月2日
「第三者委員会による調査報告書の公表について」
【学校法人東京女子医科大学の概要】
【第三者委員会による調査報告書の概要】
1 第三者委員会設置の経緯
2 第三者委員会による調査対象事案の概要
3 第三者委員会による調査結果(調査報告書45ページ以下)
ここまでは、前回(前編)を参照されたい。
4 第三者委員会による内部統制・ガバナンスの問題点(調査報告書198ページ以下)
第三者委員会は、調査報告書第8章で、「各問題行為に関連する内部統制・ガバナンスの問題」を取り上げているので、第三者委員会が指摘した問題点を列挙しておきたい。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。
プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。