公開日: 2022/07/14 (掲載号:No.477)
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〔会計不正調査報告書を読む〕 【第127回】株式会社オウケイウェイヴ 「調査委員会調査報告書(2022年6月10日付)」

筆者: 米澤 勝

〔会計不正調査報告書を読む〕

【第127回】

株式会社オウケイウェイヴ

「調査委員会調査報告書(2022年6月10日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【株式会社オウケイウェイヴ調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔調査委員会〕

【委員長】

加藤 寛久(弁護士/ハイペリオン法律事務所)

【委 員】

安達 栄司(弁護士/東京国際綜合法律事務所)

田島 照久(公認会計士・税理士/田島公認会計士事務所)

〔調査期間〕

2022年5月9日から同年6月8日まで

〔調査委員会の目的〕

(1) 本件に係る事実関係の調査

(2) 本件に係る過年度の会計処理及び開示の適切性の検討並びにオウケイウェイヴ連結財務諸表等への影響額

(3) 本件発生の内部要因等の原因及び再発防止策の検討・提言

〔調査結果〕

 

【株式会社オウケイウェイヴの概要】

株式会社オウケイウェイヴ(以下「オウケイウェイヴと略称する)は、1999年(平成11年)7月設立。日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」の運営及び関連する企業サービスの提供を主たる事業とする。連結売上高2,197百万円、連結経常損失834百万円、資本金1,733百万円、従業員数109人(いずれも2021年6月期実績)。2006年6月、名古屋証券取引所セントレックスに上場。本社所在地は東京都渋谷区。会計監査人は南青山監査法人であったが、同監査法人との監査契約を2022年4月28日付で合意解約して、公認会計士柴田洋及び公認会計士大瀧秀樹を一次会計監査人に選任することを決議している。

 

【調査報告書の概要】

1 調査委員会設置の経緯

オウケイウェイヴは、Raging Bull合同会社(報告書上の表記はZ合同会社。以下「RB社」と略称する)と業務委託基本契約を締結したうえで、個別の運用委託契約を締結し、各個別契約における定めに従って運用委託資金をRB社名義の銀行預金口座に送金し運用を委託するとともに、各個別契約に従った運用利益の配当を受領する取引を繰り返していた。

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〔会計不正調査報告書を読む〕

【第127回】

株式会社オウケイウェイヴ

「調査委員会調査報告書(2022年6月10日付)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【株式会社オウケイウェイヴ調査委員会の概要】

〔適時開示〕

〔調査委員会〕

【委員長】

加藤 寛久(弁護士/ハイペリオン法律事務所)

【委 員】

安達 栄司(弁護士/東京国際綜合法律事務所)

田島 照久(公認会計士・税理士/田島公認会計士事務所)

〔調査期間〕

2022年5月9日から同年6月8日まで

〔調査委員会の目的〕

(1) 本件に係る事実関係の調査

(2) 本件に係る過年度の会計処理及び開示の適切性の検討並びにオウケイウェイヴ連結財務諸表等への影響額

(3) 本件発生の内部要因等の原因及び再発防止策の検討・提言

〔調査結果〕

 

【株式会社オウケイウェイヴの概要】

株式会社オウケイウェイヴ(以下「オウケイウェイヴと略称する)は、1999年(平成11年)7月設立。日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」の運営及び関連する企業サービスの提供を主たる事業とする。連結売上高2,197百万円、連結経常損失834百万円、資本金1,733百万円、従業員数109人(いずれも2021年6月期実績)。2006年6月、名古屋証券取引所セントレックスに上場。本社所在地は東京都渋谷区。会計監査人は南青山監査法人であったが、同監査法人との監査契約を2022年4月28日付で合意解約して、公認会計士柴田洋及び公認会計士大瀧秀樹を一次会計監査人に選任することを決議している。

 

【調査報告書の概要】

1 調査委員会設置の経緯

オウケイウェイヴは、Raging Bull合同会社(報告書上の表記はZ合同会社。以下「RB社」と略称する)と業務委託基本契約を締結したうえで、個別の運用委託契約を締結し、各個別契約における定めに従って運用委託資金をRB社名義の銀行預金口座に送金し運用を委託するとともに、各個別契約に従った運用利益の配当を受領する取引を繰り返していた。

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連載目次

会計不正調査報告書を読む

第1回~第150回 ※クリックするとご覧いただけます。

第151回~

筆者紹介

米澤 勝

(よねざわ・まさる)

税理士・公認不正検査士(CFE)

1997年12月 税理士試験合格
1998年2月 富士通サポートアンドサービス株式会社(現社名:株式会社富士通エフサス)入社。経理部配属(税務、債権管理担当)
1998年6月 税理士登録(東京税理士会)
2007年4月 経理部からビジネスマネジメント本部へ異動。内部統制担当
2010年1月 株式会社富士通エフサス退職。税理士として開業(現在に至る)

【著書】

・『新版 架空循環取引─法務・会計・税務の実務対応』共著(清文社・2019)

・『企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか-「会計不正調査報告書」を読む-』(清文社・2014)

・「企業内不正発覚後の税務」『税務弘報』(中央経済社)2011年9月号から2012年4月号まで連載(全6回)

【寄稿】

・(インタビュー)「会計監査クライシスfile.4 不正は指摘できない」『企業会計』(2016年4月号、中央経済社)

・「不正をめぐる会計処理の考え方と実務ポイント」『旬刊経理情報』(2015年4月10日号、中央経済社)

【セミナー・講演等】

一般社団法人日本公認不正検査士協会主催
「会計不正の早期発見
――不正事例における発覚の経緯から考察する効果的な対策」2016年10月

公益財団法人日本監査役協会主催
情報連絡会「不正会計の早期発見手法――監査役の視点から」2016年6月

株式会社プロフェッションネットワーク主催
「企業の会計不正を斬る!――最新事例から学ぶ,その手口と防止策」2015年11月

 

関連書籍

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公認会計士 山岡信一郎 著

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