《速報解説》
証券取引等監視委員会が「開示検査事例集(令和4事務年度)」を公表
~重要事象等の不記載等含む4事例を社名公表のうえ追加~
税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝
証券取引等監視委員会事務局は、去る8月31日、「開示検査事例集(令和4事務年度)」(以下「事例集」と略称する)を公表した。
令和4事務年度版の「開示検査事例集」では、新たに、令和4年7月から本年6月までの間に開示検査を終了し、開示規制違反について課徴金納付命令勧告を行った事例についても、概要が紹介されている。令和4事務年度版からの変更点としては、期間中に課徴金納付命令勧告を受けた上場会社4社について、その実名が開示されるようになったことである。なお、過年度分の事例(事例4から事例45)については、これまでどおり、実名の表記はない。
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